弊社が始めて窒素ガス発生装置にタッチパネルを採用し、そのメリットがさまざまな用途で生かされています。(特許取得)
日本語、英語による操作設定、運転状況の管理がタッチパネルで行え、この特長を生かして窒素ガス吐出量に応じて経済運転を行わせる制御システムと、窒素ガス発生装置を導入する際に、将来、窒素ガス使用量が増えることを考慮して大型機種を導入することを考えなくても、親機(マスターPSA)に、PSAユニットだけの子機(エキストラPSA)を増設することが可能なTZHシリーズを開発しました。
TZHシリーズは省エネ機能だけでなく、将来を見越した設備投資の削減にも対応しています。 タッチパネルで簡単にセットすることができ、その効果は標準圧縮機、インバーター制御圧縮機、工場エアーのいずれにおいても、大きな省エネ効果とCO2排出量削減効果を得ることが可能です。
弊社が開発した省エネシステムは、定格発生量より少ない発生量で運転した時に、窒素ガス純度を維持したまま吸脱着時間を発生量に応じて段階的に切り替えることにより、高い回収効率を維持したまま原料空気量を低減させる吸脱着時間制御を行ないます。
すでに他のメーカーでも、発生量を流量センサーで読み取り窒素ガス純度を維持したまま吸脱着時間を発生量に応じて、あらかじめプログラムされた最適時間に切り替える省エネ窒素ガス発生装置を実用化されています。
弊社省エネシステムは、最大発生量(100%)から、発生量低減比率(○○%)と吸脱着時間(○○秒)を入力するだけで、窒素ガス発生量に応じて高い回収効率で原料空気量を大幅に低減させる省エネ運転を実現しました。
さらにユーザーの窒素ガス使用状況に応じタッチパネルで自由に変更設定ができるのと、他の機能をタッチパネルで選択設定することにより、より大きな省エネ運転を追及することが可能です。(この省エネ制御はTKH・TSH・TXHシリーズにも採用しています。)
TZHシリーズでは、親機単体運転では上記省エネシステムと同じですが、増設ユニットの子機と組み合わせて運転した場合、親機が子機を総合制御するため子機も含めて上記省エネ運転を行います。
さらに親機と子機を含めた最大定格発生量(100%)から、発生量低減比率(○○%)と子機の運転台数(○台)をタッチパネルに設定入力するだけで、窒素ガス使用量の増減にあわせて子機も含めて広範囲な省エネ運転効果を得ることができます。
窒素ガス発生装置 TZH・TKH・TSH・TXH シリーズの省エネシステムの窒素ガス発生量-原料空気消費量特性を、表とグラフで表してみました。
①吸脱着時間制御省エネシステム効果【TZH・TKH・TSH・TXHシリーズ】
◇窒素ガス発生量-原料空気消費量比較表
※省エネ運転時の吸脱着サイクルはN2ガス使用状況によりタッチパネルで変更設定が可能ですのでさらに大きな省エネ効果が期待できます。
◇省エネシステム窒素ガス発生量-原料空気消費量特性グラフ
◇原料空気用圧縮機省電力特性表(CO2排出量削減効果特性表)
②親機+子機台数制御運転省エネシステム効果【TZHシリーズ】
◇窒素ガス発生量-原料空気消費量比較表
※省エネ運転時の子機運転台数と流量設定はガス使用状況によりタッチパネルで変更設定可能ですのでさらに大きな省エネ効果が期待できます。
◇省エネシステム窒素ガス発生量-原料空気消費量特性グラフ